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執筆者の写真淺田富彦

ワイン騎士団世界大会報告4日目 ワインフォーラム

更新日:2023年7月26日

5月30(火)晴れ

・9:00に日本チームは集合し、今日の試飲会の打ち合わせと準備。

ランチ会場の前にテーブルがあり、照明の良さそうなテーブルをゲット、我々がほぼ一番乗り。



・9:30

英語の同時通訳機を借りてForum会場へ

試飲会のために先に抜けるかもと後ろ側に席をとったものの、がらがらで前に詰めさせられる。

Rosa Amadorさんのモデレートでスタート

① ポート・ドウロワインのコラボ Gilberto Igrejas

・2022のデータ

43,845haの栽培地域

18,978人の農家

 DO Porto 9400万本 3.83億ユーロ

DO Porto 7000万本 2.24憶ユーロ

ポルトガルは世界第9位の生産

・ストラテジク目標を作ってリスクに対応

 グローバルリスクに対してのチャートを作り、対応。

 Human Health Economic Sustainability, Digital, Natural Environment Community 等。

・FAO VNEP WHO WOAHによる One Health Qnardripartite コラボを高く評価し、Farm to Folkを目指す。

ドウロではSustainabilityを目標に

・エネルギーの消費削減、カーボン フィット プリント、37のIOTセンサーの設置。マニュアルの作成等を行っている。

でもDouroの段々畑にトラクターが入っているのは少し不思議。


② Carlos Brito phD

マーケティングとワインブラザーフッド

・マーケティングは商品やサービスの販売が目的ではなくSelling Idea, Keeping Customer, Creating Valueが大事な目的。

・ボトルの中身の全てに価値の増加を求めるべき

ワイン、テロワール、リージョン、コミュニティの歴史、文化遺産等。

・ユニークで記憶すべき経験を与えるべき

 ワインとフード、生産の経験、ユーザーを巻き込んで経験、歴史的なストーリーテリング、五感によるテイスティング、ペアリング、ワインとフードのツーリズム

Digital Experiences, Sustainability Experience.

・ワイン騎士団の役割

情熱の共有、参加によるシンポリズム 価値の創造


③「ポルトガルのワインと文化」 J.A.Goncalves Guimaraes phD

・紀元前3世紀からのローマの影響からスタートしディオニスの話しまでで


急に大会のアシスタントに試飲会場に呼ばれる。

TV取材が入るのでワインを並べて欲しいとのこと。坂間さんと2人で撮影される。

せっかくなのに何も聞いてくれない。画を撮るだけ。

悔しいので、こちらから「日本オリジナルのブドウのワインを紹介いるのだ」とか「日本に安土桃山時代に初めて紹介されたのはポルトガルのワインだ」とかアピールしてみたが、使ってくれたかどうか不明。


・会場に戻ったらQ&Aの最中


Q.温暖化の時代、ブドウの品種はどうなるか

 A.ドウロ・ポルトには100品種がある。

温暖化、気候変動は我々にとってハンディキャップではなくアドバンテージ。

ほかのエリアより多様性があり変化に強い。

水のストレス、温度ストレスにも対応可。

Q.技術の変化には

 A.トレーサビリティを大事にする。AIも活用する。これは消費のトレンドや低タンニンの要求にも答えていく。インスティチュートががんばってサポートする。

Q.DOCの今後について

 A.インベスティメントを強化し、DOCとブランドをしっかり守っていく。

 すべてのコピー商品(ポートを名乗ったワインなど)をチェックして、ドウロ・ポルトの名を勝手に使わせない強く守る。拍手が起きた。

Q.ブラザーフッド(ワイン騎士団)について

 A.1960~1970年代のポルトガルの民主化まで、ブラザーフッドはあったけど、制約されてあまり認められなかった。今は増加している。


11:30コーヒーブレイク

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